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Paris Indian Summer, Cruise Collection

THE REALITY SHOW No.3でシャネルの最高峰、オートクチュールコレクションの魅力に酔いしれた私たち。しかしシークインやハンドエンブロイダリーによって完成した博物館級の作品を着てバカンスに出かけるというのは、何とも気が気でない。そんな時に登場するのが、クルーズコレクションだ。

 

ヴェニス、サントロペ、南仏キャプ ダンティーブ、ヴェルサイユ宮殿、そして今回シャネルがクルーズコレクションの会場に選んだのは、常夏のシンガポール。燦々と陽が照りつけるこの都市で発表された2013年ー14年クルーズコレクションは、リラックス感の漂うリゾートルックからスポーティな「クリケットプレーヤー」ルック、そして定番のフェミニンなツイードアンサンブルからグラマラスなナイトガウンまで幅広いシーンに対応するルックが出揃った。シンプルながらも計算されつくしたシルエット、そしてシャネルが誇るアルティザンシップの粋が詰まった作品には、随所にパール刺繍やルマリエによるカメリア装飾、そして豪奢なルサージュの刺繍ワークが散りばめられている。

 

「シャネルルック」を完成させるのに必要不可欠なアクセサリーは、かご編みのテクスチャーを再現したヒールがチャーミングなパンプスやストロー素材が涼しげなチェーンバッグ、大降りのシルバーチェーンがカジュアルなチョーカーからロマンティックなパールな3連ネックレスなどがアクセントとして加わった。そしてリゾートのクイーンを狙うならば、やはりフレグランスボトルを象ったスペシャルピースのバッグは必須だろう。クルーズコレクションは11月から店頭に並ぶ予定なので、少し早めに来年のバカンス用の洋服をチェックしてみるのがおすすめ。

 

ちなみに今回、シルバーの泊プリントがインパクト大のルックブックはカール ラガーフェルド自身によって撮影されたもの。細部にまで手を抜かないのがシャネル流。

 

http://www.chanel.com