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WE’RE GOIN’ DOWN- RESTIR’S NEW DIGS

シーズンの入れ替わりに合わせて、東京のリテールシーンも何やら変化の兆し。その中の一つ、都内随一のラグジュアリーなセレクトで人気のRestirがリニューアルオープンを迎えた。

 

The Reality Show Magazine No.2でも登場したスーパーハイエンドなセレクトショップは、これまで六本木ミッドタウンにその店舗を構えていたが、今回新たにオープンしたのは、同じくミッドタウンの測道に面した閑静な佇まいの建物。無機質かつミニマルな概観がミステリアスなこのビルは、日本を代表する著名写真家篠山紀信のアトリエを併設していることからも分かるように、一貫されたスリークかつモダンなインテリアデザインが特徴となっている。篠山が撮り下ろしたモノクロ写真が掲示された階段を下れば、そこには綺羅星のごとく輝くラグジュアリーブランド天国が。

 

サン・ローラン、ランバン、ヴァレンティノ、ジバンシィ、ジャンバティスタ・ヴァリなど、ヨーロッパを中心にセレクトされたブランドリストは、どれも目が眩むほどリュクスでありながら、幅広くバイイングされたアイテムたちは、スペシャルな機会に袖を通したい珠玉のラインナップばかり。そして特筆すべきは、同じくヨーロッパから届いたエマージングタレントたち。イタリアンクラシックをモダンに解釈したコレクションで知られるFausto Puglisiやスパンコールをふんだんに用いた作品で人気のAshish、若手最注目株のJ.W.Andersonはもちろんのこと、新生Paco Rabanneのクリエイティブ・ディレクターに抜擢され、今後の活躍が期待されるJulien DossenaによるセルフレーベルAttoの取り扱いまで、若手に至るまで余す所なく“旬”をセレクトする審美眼はさすがの一言。

 

ハイヒールの足音が鋭く響くコンクリートや大理石のフロアはそれだけで萎縮してしまいそうになるが、そんな時のためにパリっとアイロンがけしたシャツに身を包んだ美男美女がアテンド役として構えていてくれる。何から何まで一級品、リステアの威厳は健在だ。

 

http://www.restir.com