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99 PERCENT IS HARD CORE

ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、そしてパリ。ファッションウィークの風が西から東へとロケーションを変え、エデンの東へ。It’s 東京ファッションウィーク!BABY!

 

元より諸外国のファッションウィークと些か趣向の異なる東京ファッションウィークでは、近年ストリートにバックボーンを持つ若手を中心に勢い溢れるコレクションが話題を呼んでいる。そして今季、2014年秋冬シーズンのスケジュールの中でも最も高い注目を集めたブランドの一つが、韓国出身のデザイナーBajowooによるメンズウェアブランド99%is-だろう。

 

先シーズン2014年春夏コレクションにて彗星のごとく登場したこのパンク・プリンセスは今回、得意とするハードコア・レザースタイルをベースにより洗練されたコレクションを発表。

巨大なAモチーフ(もちろん、’A’narchy=アナーキーの印)が圧倒的な存在感を放つランウェイでは、アイコニックな総スタッズ刺繍のルックがインパクト絶大なファーストルックがまず登場。「ディティールに重きを置いたコレクション」とBajowooが語るように、これらスタッズは全て特注で作られたスペシャルピース。ちなみにランウェイに敷かれたカーペットも良く見ると、細かいピラミッドスタッズのテクスチャーが表現されている。

 

これまで幾度となく反芻してきたスタッズ ディティールを全面に押し出したファーストルックが会場をあっと言わせたのも束の間、セカンドルックからはその鋭い刺は姿をひそめ、ラグジュアリーなマテリアルと端麗なシルエット、そして細やかなディティールが秀逸なルックが続く。

 

ピラミッドスタッズのディティールを、ラメ糸のジャカードニットやブルゾンのスリーブ部分に施されたパネル刺繍で表現したオール・ブラックルックは、スリークかつミニマル、そして溢れんばかりの色気を放っていた。

昨年半ばに英マッキントッシュとのコラボによって制作されたトレンチコートは今季、レザーのガンフラップやオリジナルのロゴ入りジップ、そしてボンデージルックを思わせるハードウェアディティールを纏って登場。シャープなテーラリングが目を引くシルクサテンのセットアップは、見る角度によって’%’の文字が浮かび上がるテキスタイルが、オーセンティックなサヴィルロウの美学にも通ずるマニア精神を浮かび上がらせた。

 

「きっと99%is-のことを知っている人はまず真っ先にスタッズを思い浮かべると思って、今回は新しいテクスチャーやディティールで驚かせたいと思ったんだ。」とショー前に語ったBajowoo。 ハードコアスピリットをそのままに、より洗練された審美眼によって完成されたルックはどれも、今すぐ袖を通して街に出かけたいものばかりだ。

 

http://99percentis.com

RUNWAY DEBUT FOR 99 PERCENT IS-: SPIKED AND DANGEROUS AT MERCEDES BENZ FASHION WEEK TOKYO

コリアン・デザイナーの Bajowoo が手がけるストリートウェアブランド、99%is- がメルセデス・ベンツ・ファッションウィークでブランド初となるランウェイプレゼンテーションを行った。

 

2012年に立ち上げられた 99%is- のシグネチャーといえばブラックレザーとコニカルスタッズ。これまでにコム デ ギャルソンやジョージ・コックス、今年に入ってからはマッキントッシュとのコラボコレクションを銀座のドーバーストリートマーケットで発表し、ストリートで高い人気を集めるブランドのランウェイショーということで、今シーズンのファッションウィークの中でもハイライトとして大きな注目を集めた。

 

早朝から仕込みが行われたバックステージには、タトゥーやピアス、ブロンドヘアが個性的なルックスのモデルたちが眠そうな顔をしている。

その間巧みの技でモデルたちのヘアをランウェイ仕様に創り上げるのは、日本が誇る巨匠加茂 克也。タイトに撫で付けられたヘアは、アルミフォイルで薄く覆われフューチャリスティックに仕上げられた。

 

ミニマルアートを思わせるオヌジェがそびえるランウェイでは、ステージセットとリンクしたブラック&ホワイトのストライプやジオメトリック柄に切り替えられたられたレザーセットアップが登場。パンク、ボンデージ、そしてストリートのDNAを凝縮した珠玉のコレクションにはアクセントとしてシルバーの泊加工を施したレザーパネルの切り替えが取り入れられた。