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BLACK LIPS AND GREEN HAIR SPOTTED AT NEW SHISEIDO BUILDING IN GINZA

日本が誇るビューティー界のオーソリティ、資生堂が新たに銀座ビルをオープンし、華やかなレセプションが行われた。並木通りのリュクスな軒並みに誕生した新社屋は、コンテンポラリーな唐草模様の外壁が目を引くファサードと、随所に散りばめられた伝統的なデザインとモダニズムが融合したインテリアが印象的なビルとなっており、これぞビューティーパレスといった風格を湛えている。

 

流麗な万葉書体で書かれた「銀座」の文字が躍る暖簾(のれん)をくぐると一面に広がるポーセリンホワイトの空間が広がる同ビルには、3階に花椿ホールが併設されており、現在人気アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』をテーマにしたビューティーフォトエキシビションが開催されている。

資生堂のビューティートップスペシャリスト、原田 忠によって制作されたこのエキシビションでは、荒木 飛呂彦による人気漫画をインスピレーションに制作された独創的なイメージがずらっと並んでおり、向かいに掲示されているタブレットディスプレイの世界観とともに資生堂のクリエイティビティを存分に堪能することができる。

レセプションパーティーには、野宮真貴やChim↑Pomのエリー、モデルの点子やマドモアゼル・ユリアといったビューティーセレブリティが一堂に会し、展示された作品やモデルによるライブパフォーマンス、そして来場者が実際にデジタルモニターを通して体験できるメイクアッププレゼンテーションに歓声を上げた。

 

写真展「Japan Original Beauty―企業広告『わたしの開花宣言』シリーズと『ジョジョの奇妙な冒険』とのコラボレーションによるヘア・メーキャップ作品展示―」は、資生堂銀座ビル3階花椿ホールにて、10月4日から9日まで開催されている。足を運んだ際には、是非先のビューティープレゼンテーションで未知のメイクアップ体験をお試しあれ。運が良ければマリスミゼル顔負けのブラックリップとロールヘアを纏った自分と出会えるかもしれません。

TABLOID BEAUTY- HIRARI IKEDA’S RED LIPS, TRIBAL EYES, ALBINO BLOND HAIR

『The Melting Pot(坩堝)』とは、イギリス人作家イズレイル・ザングウィルが1916年に著した戯曲のタイトル。様々な要素が共存していく様をあらわしたこの表現はその後、ニューヨークをはじめとする多文化主義社会の都市を表す言葉としてある一定期間において多用された。そして現在、ストリートカルチャーにおける坩堝といえば東京を置いて右に出るスポットは無いだろう。

 

様々なスタイルやトレンド、そして人物が入り乱れるこの都市では、大きな影響力を持つ新たなファッションアイコンが常に誕生している。

その中でも、今最も際立った存在感を示すのが、弱冠二十歳の小柄な少女Ikeda Hirariだ。

原宿のカルトショップDOGに勤務する彼女は、その小動物のような愛らしいルックスとそれに似つかわしくない攻撃的かつアヴァンギャルドなスタイルを武器に多くのファンを獲得してきた。

 

VOGUE JAPAN』『i-D Magazine』『Dazed&Confused』をはじめとするトップファッションマガジンにて誌面を飾る彼女は、今年に入ってからはトップファッションディレクターのNicola Formichettiのお眼鏡に適い、東京から発信されるアイドル発掘プロジェクト「POP ICON PROJECT」に参加するなど、活躍の場を世界へと広げている。

まるで90年代のリンダ・エヴァンジェリスタの異名「カメレオン」を地で行く彼女は、ある時はネオンイエローのワッフルヘアで注目を集めたかと思えば次の瞬間にはイヴ・サルヴァイルばりのスキンヘッドであっと言わせ、最近ではSci-fi映画にでも出てきそうなホワイトブロンドのブレーズにも挑戦している。

 

そんな彼女のリアルなパーソナリティとスタイルインスピレーションを追跡するため、TABLOIDはエクスクルーシブなセルフィー(自撮り)の提供を依頼。そして送られてきたのは、サイケデリックなカラーリングが目を引くケープ(DOG)に合わせ、エレガントなレッドリップを主役にした普段見せないレディライクなスタイルと、鮮烈なジオメトリック柄のパンツに合わせてトライバルパターンをアイラインで表現したアンドロジナスなスタイル。

デイリーなファッションとヘアメイクを通してエキセントリックな世界観に酔いしれるもよし、自身のメイクの参考にするもよし、彼女の魅力を存分に楽しんでもらえればと思う。

 

なお頻繁に変わるヘアスタイルの変貌については、今年に入ってからはプラチナブロンドで落ち着いた様子を見せているが、「アルビノ(先天性白皮症)に憧れてこの色にしたけど、最近また何か挑戦したいと思っている」と語る彼女のこと、まだまだガール・クラッシュは終わりそうもない。

 

(Hirari’s archive snaps courtesy of Tokyofashion.com, Rid Snap and Fangophilia campaign visual)

 

http://ikedahirari.tumblr.com